読書という荒野は広かった…………
読んだのは結構前なんですけど、久しぶりにチラッと見返してみて感想を書きたくなったので書くことにしました。
タイトル通り「読書という荒野」についてです。
本を書かれたのは見城徹さんですね。
幻冬舎という今話題の箕輪厚介さん、設楽悠介さんが所属している会社の創業者です。
どんな本なの??
この本は簡単に言うと「見城徹という男がどのような本を読み、今に至るのか」を語る本になっています。
冒頭にはこんな言葉が。
読書体験を通じて、左翼的な理想主義に一度も傾倒していない人を信用できない。そうした人間は、人としての厚みがない。特に経営者はそうだ。左翼的な理想主義とはつまり、世の中の矛盾や差別に対してアクションを起こそうとする姿勢だ。「この間違った世界を変えなくては生きていかれない」というピュアな感情は、それが実業の世界に入ったときに、イノベーションを起こす源泉になる。
正直最初に読んだ時には「うおっ、結構政治色強い人なのね…………」ってなりました(笑)。
でも、この文言って多分自分の理想をかなえようとしたけど、ついぞ出来なかったコンプレックスみたいなものがあるのではないかなぁと感じました。
そんな理想を追いかけきれなかった男のむさぼるような読書体験を追体験できるような本になっています。