つばらんだむ。 ~マーケティングと本とその他諸々~

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【平成最後の選挙】選挙カーは令和になってもあり続けるのか考えてみる

2019年4月21日。今日は今日は多くの地域で投票が行われていますね。
統一地方選挙の後半戦。平成最後の選挙になります。

市議会や区議会の選挙の時にしきりに回るのは「選挙カー」ですよね。
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で、この選挙カーが回るたびに皆さん、文句を垂れるわけですよ。
「うるさい」「迷惑」
などなどなど。

こんなのずーっと前から言われているのに、何で選挙活動から選挙カーがなくならないのか?
皆さん疑問であることでしょう。ちょっとその辺考えてみました。考察してみましょう。

1、まず認知されないことには始まらないから

この中で自分の住んでいる地域の現職の市議会議員や区議会議員、県議会議員の名前、10人以上上げられる人はいらっしゃいますか?
おそらくですが、0~3人程度の人がほとんどではないでしょうか。
そもそもまず選挙開始時点で「誰も候補者のことなんて知らない」という原則が入ってくるのです。

それに加えて、これだけの候補者の数です。
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(参考:東京都千代田区議会選挙候補者一覧)

はい、絶対に全員覚えられないですよね。候補者全員覚えている暇があれば欅坂46のメンバー覚える方がよっぽど生産的で素敵です。

さらに選挙なのでこの中から1人選んで投票する必要があります。
で、当たり前の話なんですが知らない人には誰も投票しませんよね。
まず認知される必要があります。で、その認知されるのに手っ取り早い方法の一つとして「選挙カーで名前を覚えてもらえる」ということがあがるわけです。
ようは「名前とりあえず憶えてね~~~~~~~~~~~!!」なんです。

2、選挙に行くお年寄りにアプローチしやすいから

さて、選挙カーアプローチがいまだに続く理由それはITリテラシーの低いお年寄りがなんだかんだ聞いてくれるからです。
WEB上で広告流すだけにしよう、などといっている人も一定数いますが老人舐めない方がいいです。特に地方の老人。
彼らのアナログの情報、特にリアルで接点がある情報に対しての信頼度は異常なのです。
自分の耳に入ってくる候補者の名前>>TVや新聞の情報>>見もしないネットの情報
って感じです。
選挙カーや街頭演説している人にあいさつされると、言ってることはよくわからずともとりあえず投票する人が一定数いるのだと推察されます。

3、議員候補が全員なんだかんだで必死だから

個人的に選挙カーが無くならない最大の理由はこれなんじゃないかなと思います。
皆さん受験勉強や就職活動など、自分の進路に関わることに関してはめちゃくちゃ努力するじゃないですか。
たとえ効率の悪い方法であったりしてもやらないよりはマシと考えてやったり、効果があるかよくわからない願掛けをしたり………。
必死に合格するため内定を取るための努力をするはずです。

で、それを議員候補に当てはめてみましょう。彼らも人生賭けて立候補しているわけです。
まあ、そこまで考えると意外と頑張り屋さんなのかもしれませんね。

まとめ

ここまで選挙カーが無くならない理由をバーーっと思い付きで書いてましたがひとこと言わせてください。
選挙カーうるせええええええ!!!!!!!

【必見】ブックマークしておくべきマーケティング情報サイト5選

マーケティングに従事するマーケターやマーケティング支援者。そして漠然と「マーケティングに興味があります!」という学生さん。
そんな人たちに向けて今回は「ここは抑えておくべき!」というマーケティング情報サイトをいくつか紹介しておこうと思います。

1、MarketZine

markezine.jp
マーケティングに関わる人なら一度は見たことのあるサイトではないでしょうか。
これはマーケティング全般を扱いながら、マーケティングの中でもデジタル部門に重きを置いているサイトです。
↓みたいたなリアルイベントもやっていたりするマーケティングメディア界隈でもひときわ目立つ存在です!
event.shoeisha.jp
このサイトは「マーケティング メディア」とかで検索すると真っ先に出てくるのでご存知の方も多いのではないでしょうか。

2、アドタイ

www.advertimes.com
宣伝会議や販促会議で有名な(株)宣伝会議が運営しているマーケティング関連のメディア。宣伝会議や販促会議に登録していれば全記事読むことが可能です。
広告系に興味がある人はとりあえず登録しておいて損はないでしょう。

宣伝会議や販促会議の本を実際に買って読んでみるのもありですよ!
www.sendenkaigi.com

3、ferret

ferret-plus.com
お次はこのferretです。こちらはWEBマーケティング専門系ではNo1の知名度を誇るのではないでしょうか。
これはWEB上でのコンバージョンや広告配信のノウハウなど、WEB系の代理店に就職したばかりの人必見のサイトになっています!
WEB系で長期インターンしていたり、そういうことを考えている学生さんやWEB系の代理店に転職したい方は目を通して見てください。

4、日経クロストレンド

trend.nikkeibp.co.jp
ビジネス情報界の雄、日本経済新聞社からは日経クロストレンドを薦めておきます。
日経新聞の場合は、経済関連のニュースをひとしきり網羅する感じですが、こちらはトレンドとある通り大きい流れで見た市場の流れやトレンドを特集するサイトになります。
これは日経新聞よりもライトに読めるのでおすすめです!

5、ITmediaマーケティング

marketing.itmedia.co.jp
こちらも役立つサイトですね。これはMarketZineと同じようなIT系のマーケティングサイトですがどちらかというとまとめサイトに近い感じです。
オリジナルの記事を読むって感じはあまり…かもしれません。

あ、ただこのITmedia系でいくと調査のチカラというサイトがとにかく優秀です。
各調査会社の自主調査探し放題です。自分も調査会社に勤めているのでよーくわかるのですが、この手の自主調査に簡単にアクセスできるのは本当に優秀です!
chosa.itmedia.co.jp

まとめ

いくつかサイトを紹介していきましたが、マーケティングするうえで触れていきたい情報ばかり。
その辺を自分もたくさん発信していきたいと思います~(・∀・)

【倒産】HOOTERS(フーターズ)が何故失敗したのか店に行って考えてみた

先日こんなニュースが入ってきた。
maonline.jp
アメリカ発祥の「HOOTERS(フーターズ)」運営のエッチジェーが倒産というニュース(フーターズ自体はブランドと店舗が残るそうです)
前に職場の先輩と一緒に行ったことのある店だったのでちょっとびっくりしました。
東京だと赤坂や銀座、新宿といった人の多いところに出店していたので好調と思っていたからです。

そこで、今回はちょっと昼間にフーターズ銀座店に1人で潜入して「何故失敗したのか」を考えてみることにしました。

そもそもフーターズって?

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「HOOTERS(フーターズ)」とは、アメリカ発祥のカジュアルレストランです。
最大の特徴は↑のような若い女性がタンクトップとホットパンツ姿で接客をすること。
こういうハレンチコスチュームで女性が接客するスタイルの店をブレスト(おっぱい)+レストランで、ブレストランと呼ぶそうです。
日本の文脈に置き換えるとメイド喫茶とかが近い業態な気がします。

何で経営破綻したの?

ここが経営破綻した理由が記事ではこう述べられています。

フーターズの経営悪化の原因は、都市部の一等地でフロア面積が広い開放的な店づくりをした点だと考えられます。好調な時期の売上高でみても、高額な家賃が利益を圧迫している姿が見えてきます。

7店舗出店していた全盛期の売上高が17億700万円でした。1店舗あたりの年間の売上高は2億4300万円です。月間の売上は2000万円。フーターズの赤坂店のフロア面積は120坪、銀座店が150坪です。赤坂、銀座ともに家賃相場が高いことで知られています。赤坂見附駅前の2019年の平均坪単価は30,035円。銀座が33,431円です。単純計算でも、フーターズの家賃は月400万~500万円にのぼっていたことがわかります。

飲食店経営の場合、適正な家賃割合は売上の7~10%といわれています。フーターズは20~25%が家賃です。全盛期といわれる時期でも、危険な状態が続いていました。直近の売上は15億1400万円まで下がっていましたので、1店舗あたりの月間売上は1800万円。売上に占める家賃の割合は、22~27%まで上昇していたことになります。

まあ、要約すると家賃に比べて、人がそんなに入店せず儲かってなかったということです。
さて、ここで気になるのが「なんでそんなに人が入ってこないのか?」ということ。

実際に店頭に行ってみた

そこで実際に休日のお昼時にちらっと顔を出してお店に行ってみました。
店内に入り、席に案内されて写真を撮ってきた様子がこちら!
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……休日の昼間ということを差し引いても悲しいくらいに人がいません。
自分がいたときに入ってきた人は
・外国人の4人組家族
・8人組のおじさんの集まり
・ソロおじさん
のわずか3組。数字以上に実態は悲しい感じしました。
「なんでこんなに少ないんだろう?」
その疑問を考察してみました。

店頭で感じた失敗理由

1、料理がアメリカ仕込み過ぎる

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まず感じたのがとにかく油が多いこと何のそのって感じです。
どの料理頼んでもベタベタします。そして味が濃いのです。
可愛い子のおっぱいとおしりを求めに来たオジサンには合わない料理ということが挙げられます。

2、店員が開放的ではない

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こっちの方が致命的かもしれません。
↑みたいな開放的なファッションしているのに、店員がグイグイ来ないんです。
めっちゃグイグイ来そうな感じするイケイケ感あるのに。まだ居酒屋の店員のほうがグイグイ来ます。
キャバクラ的な要素を求めているわけではないのですが「あれ??ここの店員ってこんなに冷めてたっけ?」って感じです。
多分これオッサン喜びません()。おっぱい押しつけ、とかはキャバクラに任せるとしてももうちょっとサービス精神旺盛であって欲しいと感じました。
だってそういう恰好してるんだもの。
この辺メイド喫茶とかはしっかりしているイメージですね。自分たちがオタクに何を求められているのかしっかり果たしている感じです。

これら2つの要素をまとめると
「オッサンをターゲットにしている店舗にも関わらず、オッサン向けになってない」
ということです。

まとめ

ここまで失敗した理由を書いてきましたが、面白いこともやっています。
www.hooters.co.jp
こういう人気投票です。スタッフの人気投票をやっていて、来店したお客さんに投票を求めるという奴です。
こういう日本発祥の店だとなかなかやらないことを上手く活用してほしいです。

フーターズの店舗は下記のHPをご覧ください。
www.hooters.co.jp