ブランド人になれ!の賛否両論を今更分析してみた。
最近この本が何かと話題ですね。
田端信太郎さんのブランド人になれ!です。
NTTデータ、リクルート、ライブドア、LINE、ZOZOと渡り歩いてきた男の自分自身の人生戦略を伝えているこの本。
大反響な様子が本人のTwitterからも見て取れます。
twitter.com
簡単に内容をまとめると「会社にぶら下がるサラリーマンではない人間になろう!」ということを訴え続ける本です。(こういうのもあれですけど)簡単に読めるんですぐ買ってしまいましょう。
ブランド人になれ! 会社の奴隷解放宣言 (NewsPicks Book)
この本、TwitterやAmazonで評価を見ると完全に二分されています。
賛否両論というやつです。今日はこの本がなぜ賛否両論になるのか個人的に考えてみながら読んでみました。
コメント見る→読む→感想の流れで書きますね。
1、賛成派のコメントをみてみる
この本に対しての賛辞のコメントをひとことでまとめると
「行動したくなる!!今すぐに!!」
という感じでしょうか。とにかく読んでから行動したくなる、田端さんみたいになりたい!みたいな人がとにかく熱狂しております。
信者のための本みたいな本って結構あるけどその類でしょうか。とにかくアツくなっている人はアツくなっております。
2、反対派のコメントをみてみる
さて、この本にいやだ!という意思表示をしている人の共通している指摘ポイントは
「出オチ・ただの自己啓発本・内容スッカスカ」
の3点セットです。
よくある自己啓発本叩きと同じですね。
3、とりあえず読んでみることに
さて、kindleで買いましたのでさっそく読んでみました。
(今思うと表紙が印象的だったからインテリア目的で紙で買えばよかった気がするのはまた別のお話)
読んでみると「やべぇ!おもしれぇ!」って感情が沸き上がる。
久しぶりにワクワクするタイプの本でした。特にTwitterの話は田端さんのTwitterをいつも拝見しているので、Twitter片手に読んでました(笑)。
同時に「でもこれツイートの焼き増しじゃん………?」という感覚も。普段から田端信太郎さんが言ってることと何ら変わりはありません。
さらに読んでいると個人的に田端さんが起点で何か始まっているというより、野次馬根性で面白そうなところに突っ込んでいる感じがまたアンチを元気づかせそうです。
「自分から何かすごく新しい取り組みを始めているわけじゃないのにうるせぇ」って。
そう、田端さんは超絶すごいことをしているわけではないのです。それこそ起業して大成功を収めている人とかにはなかなか及ばないと思います。
でも田端さんは絶大な影響力を持っているし、すごい人です。
多分最強のサラリーマンの肩書は「別にすごい才能があるわけではないけど、やることやりまくったらこうなった」みたいなことなんでしょう。
4、結論
この本が伝えたいことは
「最強のサラリーマン最強のサラリーマンって呼ばれているけどやってきたことはこれだけ。さあ、やるん?やらないん?」
という至極単純なメッセージだけ。
中身がスッカスカだろうと多分田端さん的には関係ないんでしょう(笑)。
「ブランド人になるには何が必要なんだろう?」と情報欲しがりには多分物足りない気がします。
「ブランド人になれ!」は個人的にすごく気に入った本でしたが、ぶっちゃけただの自己啓発本だと思います。
でも、田端信太郎さんが書いたからこそ血肉の通っている本。言い方悪いですけど「何を書いたよりも誰が書いたのか」が大事になってくる本でした。
気になった方はぜひ購入してみてください!