つばらんだむ。 ~マーケティングと本とその他諸々~

マーケティング関係のこと、書籍関係のこと、ネットで話題のものを紹介します。

大学生がぜひ読んで欲しい本を15冊ピックアップした

大学生になると時間が生まれて読書にいそしむ学生さんも増えるでしょう。
だけど、
「専門的な本過ぎるとちょっと読むのが気を引けてしまう…………」
そんな人も多いでしょう。

そんな活字大っ嫌いな学生にもぜひ読んで欲しい本をピックアップしてみました。

1、これから正義の話をしよう


こちらの本は大変有名ですかね。ハーバード大学で最も人気の先生の一人であるマイケル・サンデル先生の本です。
ハーバード白熱教室とかでも有名になりましたね。
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この本は哲学の分野の話を様々な事例や思考実験をもとに分かりやすく説いている本です。
有名なのはロッコ問題ですね。
「あるとき、自分の乗っているトロッコが制御不能になってしまった。
この先の線路では5人の作業員が作業している最中で、このままだと轢いてしまいます。
轢くことを避けるには分岐器のレバーを引いて、分岐路に進むことです。
しかし、分岐先にも1人の作業員がいて、分岐させると轢いてしまうことになります。
あなたはどちらを選びますか?」
という問題です。
これ以外にも功利主義やカントの話を分かりやすく解説をしているので、哲学のことを初めて学ぶ人にもおすすめです。

2、金持ち父さん貧乏父さん

こちらも大変有名な本ですね。
有名な大学を卒業し働き者だけど死ぬ時までお金に苦労した父と学歴はよくないし働き者ではないが一生お金に困らなかった父の2人の父。
お金に困った父と困らなかった父の違いは何であるか?」ということを物語調で書いている本です。
資産を作る重要性を語る本のひとつですね。高校生までの授業の中で、お金のことを教わることはありません。
大学に入っても金融全体の話をするだけで資産の話はしてくれません。大学生のうちに資産の話の初歩をこの本で学びましょう。

3、LIFE SHIFT

2017年、最も話題になった本のひとつでしょう。
これから人間の寿命は100年に延びる。そんな人生100年時代の中で、自分たちは何をしていけばいいのかを考える本になっています。
自分たちの働き方とかの話も考えられますが、こちらも金持ち父さん貧乏父さんと同じで資産の重要性を語る本の一つです。
しかし、この本の中で資産の中に「無形の資産」という概念があるという話もしています。

今後の人生を考えるうえでぜひ読んで欲しい一冊です。

4、失敗の本質

こちらは「日本軍はなぜ太平洋戦争に失敗したのか」ということを組織論的な観点から語る良書です。
ただ歴史書のようになぜ日本軍が負けたのかを述べるのではなく、「日本の組織が慢性的に抱える問題点」に焦点を当てて、どうして日本の組織が失敗するのかを論じた最強書物です。
大学生になると多くの人がリーダーになる機会が増えることでしょう。
サークルの代表、バイトリーダー、ゼミ長etc………………そういうリーダーの方にぜひ読んで欲しい一冊です。
「今後リーダーになりたい!」という方、まずはこの本を買っちゃいましょう!

5、プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神

さて、ゴリゴリに固い一冊の本です(笑)。
宗教と資本主義。一見すると、関係ないように見えます。特にプロテスタントの禁欲精神と資本主義は水と油のように感じます。
しかし、そんな資本主義の発展がプロテスタントの禁欲精神によって支えられているものだと記しているのがこの本です。
この本は文系の教養を深めるうえで最重要な本の一冊に数えても差し支えないでしょう。

かつて某予備校の先生はこう仰ったそうです。

プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」大学生活終えた後にこれが本棚に無かったら、そいつの大学生活は無意味だったってこと。覚えとけ。

これほどまでに重要視されている本がプロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神というわけです。
授業の教科書買うくらいならこの本をぜひ読みましょう。

6、マイケル・ポーターの競争の戦略

こちらはMBAで長年愛されている経営戦略のバイブル、マイケル・ポーターの競争の戦略です。
こちらの本は経営学を学ぶ上でドラッガーのマネジメントに匹敵する本でしょう。ドラッガーのマネジメントは色々なところで見かけるのですが、こちらにスポットライトを当てる人がいないのでこっちを選出しました。
この本でとにかく大事に語られる「競争優位」や「トレードオフ」の話は経営学に限らず、日常生活でも応用できること間違いなしです。
原書だと6000円近くするので、ぜひこちらのエッセンシャル版を買いましょう。


7、サピエンス全史

あのビル・ゲイツマーク・ザッカーバーグ堀江貴文など世界中の偉大な人々が注目をしている一冊。
この本は歴史の本であって歴史の本ではありません。人類が今の今までどういう歩みを進めてきたのかを認知革命・農業革命・科学革命の3つの革命の切り口などを通じて考えていく1冊。「農業は史上最大の詐欺」みたいな話をしているのがとても印象的でした。

漫画版もあるので、本編読むの重そうという人はこっちもおすすめ。

8、結果を出すリーダーはみな非情である

こちらは経営コンサルタント・経営者として名高い冨山和彦さんの有名な著書です。
冨山和彦さんはJAL再建のタスクフォース入りしてJALの再建に貢献したり、産業再生機構の代表を務めるなど企業再建のプロフェッショナルとして有名です。
この本はよく30代以上の方に読むように勧められる本ですが、大学生が読んでも十分タメになります。

9、いつやるか? 今でしょ!

林先生の完全なる自己啓発本です。ええ、自己啓発本なんて読む奴なんて馬鹿にされるだろうと思うでしょう。
しかし、林先生のこの本に書かれていることは「至極当然のことなんだけど、あんまりやってないこと」みたいなものの塊です。
非常に理にかなっている本です。その辺の自己啓発本買うくらいならこの辺の本を買うことを勧めます。

10、大世界史 現代を生きぬく最強の教科書

こちらは池上彰さんと佐藤優さんの共著の本。世界で今起きている問題について歴史的な観点から紐解いていく一冊です。
「正直ニュース見てもよくこの問題のことわかんない…………」とか「国際情勢ってやつがチンプンカンプンだ」って人にぜひ読んで欲しい。
中東問題についてオスマン帝国の時代から振り返ることのできる本です。池上彰さんの批判が最近散見されますが、この本のすばらしさは一品級です。

11、世界を変えた10冊の本


こちらも池上彰先生の本。この本は「世界史上最も大きな影響力を持った10冊の本」に焦点を当てて、その本が世界にどのような影響を与えたのかを論じている本です。
聖書コーラン資本論や先ほど紹介したプロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神も入っていたり、ととにかく歴史的な本が歴史にどういうインパクトを与えたのかがよくわかる一冊です。
ぶっちゃけ教養っぽい岩波文庫とか読んでられねぇよ!って人にも読みやすい一冊。

12、世界一やさしい問題解決の授業

ロジカルシンキングを鍛えるうえでこの本以上に優れた入門書はないと思っています。
中学生・高校生にもわかりやすく論理的思考力を身に着けて欲しいという思いから生まれた1冊。
大学生になると今までの暗記力とは違った論理的思考力が求められます。この本を入門書にしてロジカルシンキングを極めていきましょう!

13、お金2.0

最近広告とかもたくさん出て話題になっているお金2.0。
この本は経済の形がどんどん変わっているということを記している良書です。今話題のビットコインやシェアリングエコノミーとかの話も盛りだくさんに入っていて、何回でも読み返せる名作です!!

14、日本再興戦略

今をときめく現代の魔法使い、落合陽一先生の2018年1発目の本です。
また落合陽一先生×NewspicksBookの1冊です。人口が減り続けたり、グローバル化だったりと激動の時代に突入しつつある日本。
その日本で自分たちが何をすればいいのかを考える一冊です。注釈がとても多い&落合陽一さんの本の中では個人的に一番読みやすい本であったので、こちらをおすすめします。

落合陽一先生の本は他にもこんなのがあります。

どれもこれも新しい発見でいっぱいです。ぜひ読んでください。

15、人工知能は人間を超えるか

最後はこれ。最近あちこちで人工知能の話を耳にします。
正しい知識を身に着けるためにはまず子の本かな。松尾豊先生という人工知能の分野の第一人者の方が書いた本です。
たぶん一番有名な人工知能とかの本な気がしますね。

まとめ

いかがでしたか?
大学生のうちに本をたくさん読んでおくと「社会人になっても学び続ける習慣」が手に入ります。
ぜひ大学生のうちにこれらの本をたくさん読んでみてください!

このブログでも積極的に本の紹介にいそしみたいと思います!